歯科分野における最先端治療について
目次
より高度化する歯科治療
近年、科学技術の目まぐるしい進歩に伴って歯科治療の分野も日々進化を続けており、美容歯科や審美歯科の治療においても最新のコンピューターやテクノロジーを用いたシステムを導入し、より高度な技術で治療をするクリニックが増えてきています。
今までは差し歯の素材としてプラスチックを使用することが一般的だったため、年数が経過すると変色してくることも多かったのですが、美容歯科や審美歯科ではセラミックを使用することによって変色や着色を防ぐことが可能となりました。より綺麗な仕上がりを求める方や、より高度な治療を受けたいという方には美容歯科や審美歯科での治療がおすすめです。
レーザーを用いた歯科治療
最新の歯科治療では、レーザー治療も導入されるようになってきました。レーザー治療というと美容医療においては定番と化してきていますが、美容歯科や審美歯科においてもさらなる口元の美しさを追求するために導入が進んでいます。
このレーザー治療は、歯科分野の様々な治療に有効とされています。歯科分野におけるレーザー治療で最も一般的なものは、ホワイトニングです。歯に薬剤を塗布し、薬剤とレーザーが反応することによって歯の黄ばみを除去することができます。レーザーはメラニン除去にも効果を示すので、歯だけでなく歯茎の色も自然なピンク色へと戻すことができます。
軽度の虫歯であれば広範囲を削らなくてもピンポイントで治療ができますし、レーザーであれば歯医者特有の削るときの振動や音を感じることなく治療が可能です。歯周病や歯肉炎についても、レーザーで歯肉の出血や炎症を抑えて細菌を死滅させることができ、切らずに治療を進めることができます。
虫歯予防にも効果を発揮するレーザー治療
レーザーは虫歯予防にも効果を発揮し、レーザーによって殺菌を行った後にフッ素コーティングをすることで、通常のフッ素コーティングの約10倍の効果が得られるとも言われており、虫歯に強い丈夫な状態を作ることができます。
さらに、知覚過敏の症状を和らげる効果もあります。知覚過敏は象牙細管が露出すると痛みを感じるため、レーザーで象牙細管をふさいで神経に刺激が伝達されないように防ぐことで、知覚過敏の症状を和らげることができます。
病気を治したうえで適切な治療を受けることが大切
美容歯科や審美歯科における治療は、歯をより美しくさせていくことを一番の目的としていますが、歯の本来の機能を回復させることにも目を向けなければならないでしょう。美しさを追求する治療を始める前に虫歯や歯周病などがあったならば、そちらを最初に治しておく必要があります。美しい口元を作るためには健康な歯がベースとなりますので、病気をしっかりと治療した後、美容歯科や審美歯科の治療を受けるようにしましょう。